【事例】胃癌、腹膜播種で障害厚生年金3級 40代女性

障害年金受給の概要

【傷病名】胃癌、腹膜播種
【性別・年齢層】女性・40代
【結果】遡及請求で障害厚生年金認定日3級、請求日1級
【エリア】北見・網走地区

相談から請求までのサポート内容

ご友人からご相談いただき、その後ご本人から相談をいただきました。

4年ほど前に胃と背中に痛みがあり、市販の薬をのんでも痛みが改善しないため、病院で検査をしたところ「胃がん」と診断され、胃の切除手術を受けておりました。術後はフルタイムで職場復帰され、副作用がひどい中、欠勤などもほとんどない状況でした。

障害認定日の頃には他の臓器に転移があり再び入院。退院後も副作用で手足や口周辺に痺れや痛み、倦怠感がひどく、身の回りのことができない状態でした。会社や同僚の理解や協力のもと、一時は職場復帰をしておりましたが、その後も治療のため入退院を繰り返しておりました。

すぐに請求の手続きを進めることになりました。

請求の結果

障害厚生年金認定日3級(3年のさかのぼり)、請求日1級で受給が決まりました。

※「障害認定日を含む月の翌月から請求日(書類を提出した日)を含む月までの3年」は3級が支給され、「請求日を含む月の翌月から」は1級で支給されます。

この事例の特徴

がんは、がんそのもの(原発巣、転移巣を含む)によって生じる局所障害や全身衰弱、機能障害だけではなく、抗がん剤治療の副作用による倦怠感(だるさ)や末梢神経障害(しびれ、痛み)、貧血、下痢、嘔吐、体重減少などの症状も対象となり、日常生活や働くことに支障をきたすことが認められれば支給される可能性があります。

障害年金は、ほとんどの傷病が対象になります。がんも例外ではありません。就労や日常生活に支障が出ている場合は、お気軽にご相談いただければと思います。